ゲーム「Kenshi」のMOD作成方法まとめ(未完
Steamで絶賛配信中のゲーム「Kenshi」のMODツール「FCS」の使い方とか日本語化の方法とか。
ものすごくマニアックなことは分かってるんですが、最近ずっとこんな事ばっかりやってるので、思い切って書いちゃいます。
雰囲気的にはマインクラフトのMOD作ったり鯖立てたりするノリに近い……かな?
ただ、意図しない動き(バグ)も散見され、仕様の変更やアップデートによって今後変更されていく場合もあります。できるだけ修正する予定。
Kenshi?MOD???
公式 → Kenshi | An Open Ended, Squad Based RPG – Lo-Fi Games Dev Blog
体験版 → Download The Demo/ Full Non-Steam Version Here (v1.0.7) – Lo-Fi Games
このゲームは、一人ないし複数のプレイヤーを操作して、
戦い
そして生き残る
ただそれだけのゲームです。
なお、出来る事はおっそろしく幅広いので、Kenshiの世界で生き残り、あまつさえ世界を知ろうと思うと並大抵の努力では叶わないでしょう。そんな過酷に過ぎるにもかかわらず、熱烈なファンを大量生産しているスルメゲー、それがKenshiです。
MODというのはそんなKenshiの世界を構築しているさまざまな要素に、自分なりのプラスアルファを加えてファイル化したものです。
たくさんの人たちがKenshiの世界を色んな意味で魅力的にするMODを公開していて、だれでも手軽に利用できます。
一通りKenshiの世界を満喫(おおむね500時間くらい)した人たちがきっと手にしているであろう、さらなる起爆剤ともいえます。
この記事はそんなMODを自分で作ってしまう人たちへ、そしてこれから作ろうと思っている人たちへの賛歌です。
作成したMODファイルについて
FCSで作成されたMODファイルは、インストールされているドライブの以下のフォルダに格納されています。
\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\Kenshi\mods
作成したModを削除したい場合は、このフォルダから直接ゴミ箱に放り込めばOK。
Workshopへのアップロード
SteamのライブラリからFCSを起動して、公開したいModを展開します。
タブメニューから「Workshop」を選択し、必要項目を入力したらUploadするだけです。
サブスクライブ(ダウンロード)したMODファイルについて
サブスクライブでインストールされたMODファイルは、Kenshiがインストールされているドライブの、
steamapps\workshop\content\233860
に格納されている。ファイルはナンバー管理されているので、フォルダを開いてひとつずつ確認すれば目的のMODを探せる。
編集したい場合は、上記をコピーしてあなたの作成しているMODフォルダに移してしまえばOK
※間違ってもWorkshopにUPしないように
FCSの日本語化(一部)
FCSの日本語化で現在有志によって実行されている部分は、各項目のコメント部分のみです。
日本語化の方法は、
- 和訳したテキストファイルをダウンロード&解凍
- 上書き保存
という手順が必要です。まずは以下から和訳されたテキストデータをダウンロードして解凍してください。
→→ FCS日本語化ファイル fcs.def
続いて、写真のようにKenshiのインストールされているフォルダに直接上書きします。
以上で、日本語化(一部)は完了です。ちなみに和訳がどうしても納得いかない場合は、テキストエディタで好きなように編集可能です。ただし2000ライン近いテキストなのでかなり過酷です。
ダブルクォーテーション「”」で囲ってある部分がテキスト。
FCSを起動
MOD作成ツールであるFCSの起動には、直接exeファイルを指定します。
具体的には、
このアイコンがFCSの起動ファイルです。
ディレクトリは、【保存ドライブ(CとかDとか)\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\Kenshi\】の中に入ってます。
forgotten construction set.exe を指定して実行しても良いです。
※Steamのライブラリから起動してもOKです。たびたび起動することになるので、早々にショートカットを作ると楽です。
※ワークショップにアップロードしたい場合は、steamのライブラリから起動しないとアップロードができません。注意。
基本UI
起動直後はMODファイルの管理画面が出ます。
すでにいくつか作成してありますが、個別でも複数連動でもMODの作成ができるようになってます。
逆に言えば、連動させてしまうと単体で機能しなくなるので編集時や新規作成時には、今どのMODに☑をしているのかしっかり確認してDONEしましょう。
メニューバー
グローバルセッティングは、ゲーム開始時に設定できる項目をより詳細に設定できるような内容です。
追加要素として触れていく内容は、ほとんどが左下ウインドウ内(GameWorldウインドウ)の項目に集約されます。
※たとえば太刀鋼では仲間を増やせなくしていますが、こういった設定はグローバルにて行い、キャラデータやアイテムデータなどの個々を管理する情報管理&設定がGameWorldにて行われます。
以下より「何を操作するか」で説明を行っていきます。
新規ストーリーを作成する
ゲームスタート時の項目を追加する – Kenshi 日本語wiki – アットウィキ にも説明がありますが、GameWorldウインドウからGameStarts項目を選択し、新しいストーリーを作成していきます。
説明や難易度、スタイルについては「表記」のみでゲームへの直接の影響はなし。
開始位置を「True」にしている場合は座標で開始され、右側指定の「town」は無視される。
キャラクターチームのセッティング
新規ストーリーを作成する場合、左部は名前のみを設定し右部での登録を行う。
基本的には「leader」で操作PCを決めればOKだが、そのほかの開始条件によって項目を追加する場合もある。※リーダーとは別にメンバーを指定するなど
squadで団体として開始メンバーを組み込んだり、Leaderと組み合わせてもOKです。
放浪商人のような団体を作成したい場合は、AIpackagesやVenderなどの設定も必要になります。
キャラクターの作成
メニューからCharactersを選択すると、名前をはじめとした基本項目から各種項目へのウインドウがひらきます。
キャラクターデータを作成する
FCSの基本項目「Characters」から右クリックメニュー「NewItem」で新たなデータを作成します。
なお、ストーリー作成を使って遊んでみた動画がこちら。
開始位置を変更したり、リーダー設定だとか軍団を作成して遊んでいます。ちなみに結構な無茶ができるので、制限無視して1000人くらいの軍団を作ってハングアップしたのは良い思い出(白目
NPCの作成
PCおよびNPCの作成は基本的に同じです。PCに比べてAIや設置場所などの設定項目が増えるだけだと考えて差し支えありません。
立ち位置はどこか、動きはどのような行動をおこなうのか、といったプリセットをそのまま使っても良いですし、そのあたりの設定も可能です。
NPCの行動ルーチンを作成する
それではわれらがバグマスター宣誓のAIを見てみましょう。
はい、こうして無用な戦いを避けることが(できない)。AIパッケージの中身については「Goals」の設定から変更できるようになっています。
Goalsに設定されているAIパターン(逃げ出すAI)の中身。これらの行動指針とパターンを組み合わせて、それぞれの動きを調整していきます。
新しい町を作る
新しい町を作成するには、最低でも二つの定義が必要。
- 基本データ
- 設置物データ
建物を配置する
建物の配置はゲームを起動させて行います。
起動後に「Shift+F12」で開発者モードに入り、任意の建物を設置していきます。
>>ゲーム中の開発者モードについて
オリジナルの建物を作成する
建物データを作成する
デザインを作成する
オリジナルのキャラデータを作成する
ベースとなるキャラデータを作成する
デザインのメッシュを作成する
>> 3Dモデリングツール「Bleder」について
新しいアイテムを作る
新しいアイテムを作成するための、基本的に必要なデータは以下の二つ。
- グラフィックデータ
- アイテムのパラメータ
手順としてはFCSでアイテムデータを作成し、落下時のグラフィックとインベントリでのグラフィック、装備時のグラフィックを指定します。
新しいイベントを作成する
セーブデータを編集する
ステータスを変更する
所持品を変更する
基本情報を変更する
データベース
編集可能項目一覧
リンクまとめ
・Lo-Fi GAMES
・体験版
・FCS日本語化ファイル
・Keshi-攻略wiki
3Dモデルの制作ツール
・Blender.jp