【機内持ち込みOK】モバイルバッテリーのおすすめランキング10選
ついでにモバイルバッテリーの性能の見方だとか選び方についてもちょっと知ってみて、アウトドア目的であったり避難具用としてもモバイルバッテリーの購入を考えている方の参考になれば幸いです。
さらに、リチウムイオンのモバイルバッテリーを扱う上で注意したいことも記載しています。兎にも角にも、まずは基本的なモバイルバッテリーの常識からご説明します。
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モバイルバッテリーの性能とは?
でも、電気関係の単位っていろいろあって分かりにくいので、もっとも一般的な覚えておいて損のない単位だけ知っておきましょう。
電気の単位
- mAh(ミリアンペア/アワー
- V(ボルト
- Wh(ワット/アワー
mAh(ミリアンペア/アワー
例えば10000mAh(10Ah)のバッテリー容量がある、ということは、「1時間で10000mA(ミリアンペア)の電流を流すことができますよ!」という性能と「消費が250mA/hなら40時間は使えますよ!」という意味の二つの考え方ができます。
結局合計値はどちらも最大10000mAhなので同じなんですが、ちょっとわかりにくいので「数字がデカい方が容量が大きくて長持ちする」と覚えておきましょう。
V(ボルト
よく水道にたとえられますが、電気(水)が流れる量は同じとして、蛇口の開き加減のことをV(ボルト)として表現されます。
バッテリーの性能では、そもそも携帯などの充電機能として5Vが定格化されているので、携帯やスマホなどの充電を目的としたモバイルバッテリーは5Vが基本になっているのでそこまで気にする必要はありません。
Wh(ワット/アワー
計算方法は簡単で、「量(Aアンペア)」と「力(Vボルト)」を掛け合わせるだけです。基準値がミリアンペアではなくてアンペアなので、例えば10000mAhの場合は10として計算した方が簡単です。
モバイルバッテリーが10000mAhで5Vの場合は、「10 x 5 = 50」となるので50Whということが分かります。この計算式さえ知っておけば、どのリチウムイオンのモバイルバッテリーが持ち込みOKなのかがわかります。
V(ボルト)表記の無いものについて
ボルト表記が無い場合でも、原則として5V程度で計算しておくことをおすすめします。リチウムイオンバッテリーの出力は3.4Vから4.7V程度と電圧の調整が行われていない物の電圧はまばらな事が多く、正確な数値が分かりません。
そのため、こうした正式に電圧等を推し量らなければならない場合は、規定値である5Vで計上しておくことで余計なトラブルを回避できます。
モバイルバッテリーの機内持ち込み
基本的には
種類 | 機内持ち込み | 預け入れ |
---|---|---|
乾電池タイプ | 可能 | 可能 |
充電池タイプ (ニッケルなど) | 可能 | 可能 |
リチウムイオン金属電池 | 制限有 | 制限有 |
リチウムイオンポリマーバッテリー | 制限有 | 不可 |
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国内線で使えるモバイルバッテリーの制限
※各社の名前のリンク先に明示あり
リチウムイオンポリマーバッテリー対応表
航空会社 | 100Wh以下 (~20000mAh) | 100Whから160Wh (~32000mAh) | 160Wh以上 |
---|---|---|---|
全日本航空(JAL) | 可 | 2個まで | – |
全日本空輸(ANA) | 可 | 2個まで | – |
ソラシドエア | 要確認 | 要確認 | 要確認 |
スカイマーク | 可 | 2個まで | 160~300Wh 1個まで |
ピーチ | 可 | 2個まで | – |
バニラエア | ピーチに準拠 | ピーチに準拠 | ピーチに準拠 |
AIRDO | 可 | 2個まで | – |
スターフライヤー | 持込可・預可 | 持込可・預可 | 1000Wh以下まで 持ち込み可 預け不可 |
ジェットスター | 可 | 2個まで | – |
IBEXエアラインズ | 可 | 2個まで | – |
天草エアライン | 持込可・預可 | 持込可・預可 | 160Wh超過で 全て不可 |
ORCオリエンタルエアブリッジ | 2個まで | 2個まで | 160~300Wh 1個まで |
FDAフジドリームエアラインズ | 持込可・預可 | 持込可・預可 | 160Wh超過で 全て不可 |
国内線で使えるモバイルバッテリーランキング
TOP 5
第1位「 Anker PowerCore 10000 」
容量 | 入/出力電圧 | 入/出力電流 |
10000mAh | 5V/5V | 2.0/2.4A |
入/出力ポート数 | 対応端子 | サイズ |
1/1 | USB/ microUSB | 92 x 60 x 22(mm) |
第2位「DeliToo 26800mAh」
容量 | 入/出力電圧 | 入/出力電流 |
26800mAh | 5V | 1.0/2.1A |
入/出力ポート数 | 対応端子 | サイズ |
3/2 | USB/type-C Lingtning microUSB | 169 x 82 x 25mm |
第3位「 Anker PowerCore Essential 20000 」
容量 | 入/出力電圧 | 入/出力電流 |
20000mAh | 5V | 2.0/3.0A(max2.4) |
入/出力ポート数 | 対応端子 | サイズ |
2/2 | USB microUSB Type-C | 1350 x 70 x 12.8(mm) |
第4位「TSUNEO 3ケーブル モバイルバッテリー」
容量 | 入/出力電圧 | 入/出力電流 |
10000mAh | 5V/5V | 2.0/2.0A |
入/出力ポート数 | 対応端子 | サイズ |
1/4 | USB/microUSB Lightning type-C | 138.5 x 68.5 x 19(mm) |
第5位「SURIA 4WAY モバイルバッテリー」
容量 | 入/出力電圧 | 入/出力電流 |
26800mAh | 5V/5V | 2.0A/2.0A |
入/出力ポート数 | 対応端子 | サイズ |
1/4 | USB/microUSB Lightning type-C | 143 x 76 x 30 (mm) |
国際線で使えるモバイルバッテリーの制限
続いて日本から出ている国際線のモバイルバッテリーの対応状況についての一覧表です。国際線はおおむね国内線の対応と似たり寄ったりではありますが、基本的には160Wh以上での持ち込みはNGと考えておいて差支えありません。
リチウムイオンポリマーバッテリー対応表
航空会社 | 100Wh以下 | 100Wh~160Wh以下 | 160Wh~ |
---|---|---|---|
アメリカン航空 | 可 | 2個 | 300whまで応談 |
デルタ航空 | 可 | 2個 | 不可 |
ブリティッシュ・エアウェイズ | 4個 | 2個 | 不可 |
ユナイテッド航空 | 可 | 2個 | 不可 |
エアアジア | 2個 | 2個 | 不可 |
エールフランス航空 | 可 | 2個 | 不可 |
大韓航空 | 可 | 2個(合計5個) | 不可 |
中国国際航空 | 2個 (50Wh以下なら 8個まで可) | 2個 | 不可 |
中国東方航空 | 可 | 2個 | 不可 |
チャイナ・エアライン | 可 | 2個(許可制) | 不可 |
ルフトハンザドイツ航空 | 2個 | 応談 | 不可 |
KLMオランダ航空 | 可 | 許可制 | 不可 |
キャセイパシフィック航空 | 20個 | 2個 | 不可 |
カンタス航空 | 可 | 許可制 | 不可 |
ジェットスター航空 | 20個 | 許可制 (医療用のみ) | 不可 |
国際線で使えるモバイルバッテリーランキング
TOP 5
第1位「Z&Y 大容量モバイルバッテリー」
容量 | 入/出力電圧 | 入/出力電流 |
20000mAh | 5V/5V(3.7) | 2.0/2.0A |
入/出力ポート数 | 対応端子 | サイズ |
1/2 | USB microUSB | 93x65x22.5(mm) |
第2位「Anker PowerCore Essential 20000」
容量 | 入/出力電圧 | 入/出力電流 |
20000mAh | 5V | 2.0/3.0A(max2.4) |
入/出力ポート数 | 対応端子 | サイズ |
2/2 | USB microUSB Type-C | 1350 x 70 x 12.8(mm) |
第3位「ROMOSS モバイルバッテリー」
容量 | 入/出力電圧 | 入/出力電流 |
20000mAh | 5V/5V | 1.0/2.1A |
入/出力ポート数 | 対応端子 | サイズ |
1/2 | USB microUSB | 160 x 79 x 20(mm) |
第4位「シリコンパワー モバイルバッテリー」
容量 | 入/出力電圧 | 入/出力電流 |
20000mAh | 5V/5V | 1.0/2.1A |
入/出力ポート数 | 対応端子 | サイズ |
1/2 | USB microUSB | 160 x 80 x 20(mm) |
第5位「ダンボー モバイルバッテリー 13400mAh」
容量 | 入/出力電圧 | 入/出力電流 |
13400mAh | 5V/5V | 2.4A(18W) |
入/出力ポート数 | 対応端子 | サイズ |
1/1 | USB/Type-C | 92 x 80 x 23(mm) |
モバイルバッテリーの危険性
具体的にどのような危険があるのかなどについては、以下の記事にて記載しています。
モバイルバッテリーは安全基準を満たした物を持ち込もう
モバイルバッテリーは損耗するものですので、できるかぎり安全な状態のものを持ち歩くようにすべきです。とくに使用開始から2年以上が経過しているものは内部の損耗によりガスの発生率が高まり、発火の危険性が増しています。
そうした安全性における不安要素を極力排除したうえで、快適な空の旅を楽しんだり、旅行や海外出張などを安全に行えるように配慮しておきましょう。