Android(スマホ・タブレット)のmicroSDカードでアプリを管理する【adbコマンドを使いこなせ】
microSDカード使用権限を奪取せよ
この記事は
・スマホやタブレットのmicroSDカードにアプリを保存したい
・adbコマンドをWindowsで使えるようにしたい
という目的で書かれています
先日購入した Huawei 10.1インチ MediaPad T5 10 タブレット もそうなんですが、Android製品はmicroSDカードにアプリをインストールできません。
なのでメインストレージが小さな機種に、大きなアプリをインストールさせられないんです。
ではなぜ、不可能なんでしょうか?
なんでmicroSDカードにアプリ入れられないの?
この答えは意外と知られてないんですが、
正常に動かなくなる可能性があるから
ですね。
以前のバージョンでは、本体のストレージ容量が小さい機種が多かったので、移せるようになってました。
しかし、現行機種では32GBクラスよりもストレージが大きな機種がほとんどなので、アプリそのものをmicroSDカードに移動できる機能を使用できなくしちゃったんです。(不具合の元になるから)
だがしかし!
現実問題、ストレージが足りないからなんとかしたい!! ってことで、本体で制限されている機能を開放しちゃえば使えるようになる事実を利用しようと思います。
adbコマンドで機能制限を突破せよ!
まったくもって耳慣れない見慣れない言葉「adbコマンド」とは何ぞや?
adbは『Android Debug Bridge』の略でAndroidのデバッグをサポートするツールです。 adbはAndroid SDKに含まれていますので、開発マシンにパスを通せば使えるようになります。 このツールを用いるとadbコマンドを用いて、ターミナルソフトなどのCUIでログの確認など様々なことができます。
ITcowork 調べ
さて。
さらに分からない言葉が出てきましたが気にせず行っちゃいましょう!
いちおう簡単に意訳すると、
「アンドロさんを自在に操れるツールだよ。 使うには自分のパソコンに設定しないと無理だよ。 あと分かりやすい画面じゃ使えないから注意ね」
って感じかな。
ま、始めましょか~。
・パソコン
・スマホかタブレット
・データ通信できるUSBケーブル
・あたらしいmicroSDカード
Let’s Start!!(まずはダウンロード&セッティング)
Hey Guys! 特に意味もなく始めますがまずはダウンロードから。
adbコマンドを操作できる【SDKツール】は下記の公式サイトから落とせます。
SDK Platform Tools release notes | Android Developers
上図の三つのリンク先から、あなたのパソコンのOSに応じたタイプをダウンロードしてください。(Windowsか、MacかツワモノのLinuxか)
利用許諾を確認のうえ、チェック&ダウンロードで押下すると、無事に手元にZIPファイル(圧縮ファイル)がダウンロードされます。
解凍方法は、ファイルを右クリックして【展開】を選ぶだけです。お好きな所に解凍されたら中身の【platform-tools】を【右クリック&切り取り】で、自分にとって分かりやすいディレクトリ(ファイルやフォルダの場所のこと)へと【ペースト】します。
ちなみに僕はDドライブに空きが沢山あるので、適当なフォルダを作って放り込むようにしてます。
そんなプログラムの一つとして上図のディレクトリを選択。
この時にペーストしたウインドウはそのまま表示させておいてください。(あとで使います)
じつはこの段階で充分使えるようにはなっているんですが、このままでは何かとややこしい使い方になってしまうのでもう一手を加えます。
実際に使うときに入力する文字がすごいことになるので、その面倒を解消しておこう!って話ですね。
いちいちフルパス込みでコマンドするとかやってられないので。
PATHを設定しちゃうぞ!
いわゆるパスです。 ショートカットに近いかな? これを設定します。
やり方は……
Windowsキーを押すと出てくるメニューから、「設定」 → 「システム」の順にクリックしていきます。
続いて「バージョン情報」 → 「システム情報」 をクリックし……
表示された項目から「システムの詳細設定」をクリック。
ポップアップしたウインドウの「詳細設定」タブにある、「環境変数」ボタンをクリックしてさらにウインドウを出します。
表示されたウインドウ下段「システム環境変数」枠にある「Path」と書かれた段を選択して「編集」をクリック。
ここでようやく、ペースト状態で放置されていた「platform-tools」のウインドウを選び、ファイルパスをクリックしてコピーします。
上図の白字青背景の部分が「ファイルパス」です。選択中のファイルが、パソコンのどの場所にあるのかを表している、いわば住所のことを「ファイルパス」といいます。
ふたたびウインドウを環境変数に切り替えて、今度は「新規」ボタンをクリックして、先ほどコピーしたファイルパスを登録します。
ペーストし終わったら「OK」をクリックしましょう。
これでパスの設定は完了しました。 次は実際に起動するか試してみましょう。
コマンドプロンプト(cmd)でテストしてみる
コマンドプロンプトというのは、往年のパソコン操作方法の一つです。 ちょっと小難しい方法って考えておくと良いんじゃないでしょうか。
まま、「Windowsキー」 → 「Windowsシステムツール」 → 「コマンドプロンプト」で起動しましょう。
(ちなみにcortanaさんに「cmd」って打ち込んでも実行してもらえます)
そして開かれた黒バックの画面に 「adb」って打ち込むと……
おめでとうございます!
ミッションコンプリート。
まずは初戦突破でございます!!
うまくいかなかった人はもう一度見直してみてね。
さて!長くなってしまったので一旦ここで区切ります。
実際にアプリを移動させる感じだとか、フォーマットについては次回で説明しまする。。。(そのうちリライトする案件だなこりゃ)
では!!