要らなくなったスマートフォンを売ってはいけない理由

電化製品は日進月歩で進化し続けています。あたらしいスマートフォンでないとアプリが動作しなくなるといったこともあり、買い替え頻度が多くなると、いらなくなったスマートフォンがもったいなく感じることもあるかと思います。

しかし！だからといって安易にフリマアプリで出品するのだけは絶対にやめた方がいいです。

その理由について説明しますのでくれぐれも出品を考えている人は「出品できる状態かどうか」を確認してから行動してください。

個人情報の漏洩リスク

スマートフォンには個人情報が満載です。工場出荷時の状態にリセットしても、データ復旧の可能性がゼロではありません。専門の技術を持つ人がいれば、あなたのプライバシーが危険にさらされることも十分に考えられます。

また、出荷状態へのリセットを行っても、各オンラインサービスが利用端末の情報を記録したままの場合、大した労力もなくあなたのアカウントにアクセスできてしまう危険性があります。

iPhoneはもともと暗号化が行われているので「工場出荷状態へのリセット」を行えば基本的に問題ありません。Androidスマホは機種によって「暗号化」されていないので、リセットを何度してもデータが復元されてしまう危険性があります。

環境への影響

スマートフォンは有害な化学物質を含んでおり、適切にリサイクルされないと環境汚染の原因となります。中古市場での取引は、この問題を悪化させる可能性があります。

そのためリサイクル業者などの専門の業者に処分を委託する方法が、現状もっとも安全に使用済スマホを処理できます。

犯罪に利用される可能性

最初の項目にも似た問題ですが、復元されるということは利用者の偽装も簡単にできてしまうことになります。

ということは「やってもいないのにやったことにされる」可能性が発生してしまうことです。身に覚えのない請求や行動、登録や発言などが発生する原因になります。

使用済み携帯は徹底したデータ管理が必須

スマートフォンは個人情報の塊ですから、表面的なデータの削除だけでは利用情報を復元されて使用者情報から違法な使用をされてしまったりします。そしてそうした犯罪行為の温床に中古市場がひそかに活用されていることも事実です。

なのでご利用端末がもったいないと思うのであれば、ちゃんと処理したうえで再販する必要があります。

暗号化による処理も絶対ではないので難しいと感じるのであれば業者に委託しましょう。