人生の三分の一を豊かにする枕の話
毎日寝起きがつらい。
偏頭痛がひどい。
肩がやたらと凝る。
眠気が取れない。
……そんな人は試してほしいんですが、先日某寝具店にてマイまくらを購入するにあたって非常におもしろい話をきかせてもらえたのでシェアしたいと思います。
正しいまくらを選ぶ
まくらは頭を支えるものです。
と、以前は思っていましたが、実はそうではなく首も肩も支えてくれるまくらが、自分に合ったまくら。
横向きであっても仰向けであっても、適切な高さをキープしてくれる必要があるので、枕選びって難しいんですよね。
しかも、人によって肩幅も頭の大きさも首の位置も違うので、【これぞまくらの決定版!】と言われるものが自分に合っているかどうかはまた別の話になっちゃうんです。
首と布団の間には
大分雑ですが、寝ているときの頭の位置と敷布団の位置関係は大体こんなイメージです。
基本的に図の二点を調整して正しい姿勢を確保するんですが、私は次のような勘違いをしてました。
頭を支えるための枕を使っていたので、図のように首と布団の間にすきまができてしまって、これが正しい姿勢を妨げる原因になってたんですよね。
簡単にいうと、これが疲れる原因になるって話です。
「んじゃここにサックリフィットするまくらがあれば解決するじゃん?」
って思ったあなた!
間違いじゃない(笑) 大体あってます。 わたしもそう思ってこういうのを考えました。
「おお! これなら首もバッチリサポートしてくれるし言う事なしだ!」
とは思ったものの、よくよく考えてみると自分自身寝相がそれほどよろしくなく、寝返りを頻繁にする。
そのため常に仰向けに寝ているわけではないので、実際に使ってみると横向きの時に肩回りが窮屈だし、頬が圧迫されて寝心地がそれほど良くなかった。
結局、
「なんか違う」
あともう一つ。このタイプを使って初めて気が付きましたが、首を支えるポイントって単純にココだけ押さえておけばいいってわけではないんですよね。
ピンクゾーンにも支えがないとそれはそれで疲れるので、ここも物足りなさの原因になってました。
このあたりの感覚は、店舗でマイまくらを作ってもらう段階で説明を懇切丁寧にしてもらえたお陰で非常に分かりやすかったです。(寝ころんだ状態で必要な支えのポイントを調整しながら教えてくれました)
「ありがとう店員さん!」
で、横向きに寝るポーズにおいても首や頭の高さを最適にしておけば良いって話になるんですが、これの高さって先ほどのまくらの高さで丁度あっているっていうならともかく、合ってないので苦しいんですよね。
しかも人によってベストな寝姿勢ってまちまちなので、自分に最適な高さをあらゆる角度で満足させてくれるマクラなんて、それこそマイまくらしかありえない訳です。
最適な高さを得るために
まくらの高さは図のように、だいたい9の部位に分けられます。
中央は【仰向けで寝た場合の高さ】で調整を行い、左右は【横向きに寝た場合】の高さを求められるので結果的にこのような分布になるって寸法です。
つまり、この高さをベストな状態に出来るまくらであれば、私が今回購入したマイまくらに勝るとも劣らない秀逸なまくらだと言えます。
ちなみに、理想的な高さのバランスは、横から見て「頭から首、肩へ」のラインがまっすぐになる状態です。無理なく気道が確保できるラインなので、寝ころんでいて一番楽な姿勢となります。(呼吸がとてもスムーズになるので、いびきとか無呼吸だとかの症状を改善してくれます)
市販品で探してみた
かぎりなく近いのはおそらくコレ。洗濯はマット部分以外も可能なので衛生的です。
ただ、調整部分がパイプじゃないので手間が掛かるかもなので、パイプに換装するという方法もあり。より衛生面が向上するので、ノミダニの心配も減ります。
ちなみに補充用のパイプはちゃんと売っていて、いろんな種類があるのでそういう楽しみ方もあります。
たとえば、パイプそのものの堅さや感触が違う物があります。大きさや堅さで結構な違い(寝ころんだ時の感触)があるので、寝具専門店に出向いて確認しておいて、あらかじめ好みを把握しておくと良いです。
また、あまりお勧めはできないんですが、香りがついているタイプもあります。お勧めできない理由は、香りが気になって逆に寝づらい(笑)。慣れれば逆に安眠のスイッチになるかもですが、生理的に受け付けられなくなったら元も子もないですね。
まとめ
あなたがもしも、睡眠になやみを抱えているのであれば、まくらを変えてみることを提案します。
- 寝つきが悪い
- いびき
- 肩がこる
- 頭が痛くなる
- 歯ぎしり
- 睡眠が浅い
などなど。
たかがまくら、されどまくら。
睡眠は一日の三分の一を占める大事な時間です。
つまり、睡眠の質を改善することは、人生の三分の一を豊かにすることにつながります。
無駄にまくらを買い替え続けるくらいなら、一度じっくり検討してみては?