アクラス マルチコントローラーACE ―PCコントローラーレビュー―
有線タイプで操作感とサイズ感に優れたコントローラーを探していますが、そんな中で最初に選択したのがこちら。
A’class(アクラス)から販売されているメタリックブルーな外観が男心をくすぐる「マルチコントローラーACE」だ。
詳細なスペックはアクラスのメーカーサイトでも公開されているので割愛し、ここでは実際に触ってみた感想を中心に紹介してみる。
外観
形状はPSのコントローラーを想起させるつくりになっていて、実際の配置も中央の諸ボタンを除けはほぼ沿った形の配置になっている。中央のボタン配置はPSとSWITCHを足してさらに独自のターボボタンを取り付けたつくりで、配置そのもののバランスは良い。
こちらは化粧箱。対応機種としてPS5は未対応であるものの、まだまだ主力のPS4、旬のSWITCHも押さえている。
筆者としては本流のPCでの操作性にのみ言及したいので、ジャイロセンサーの有効活用について日の目を見るかどうかは息子氏のマリオパーティ参戦の日まで不明となる。
サイズ感
サイズ感はおおむねPS4のコントローラーに近く、すこしだけPS4のコントローラーよりも形状的に細い印象を受けた。ちなみに見た目にはPS4よりも大きいので、人体工学的な形状がそうしたフィット感や錯覚を生んでいることがわかる。
各ボタンへの指の届き具合や配置の妙については、可もなく不可もなくちょうどいい印象。
ボディー表面のマットな加工がグリップ性を高めていて、軽量ながらとても持ちやすいという感覚を得られた。
操作性
一昔前であれば操作の中心だった十字キー。操作の印象としてはとても重い。
PS4やSWITCHの重さを5とするなら、倍の10程度の押し込みを必要とする重さ。
人によってはトレーニングとして喜ばれたり。誤操作を防げる措置として考えられるかもしれない。
ただ、基本的にそこまでの頻度使われるキーでもないので筆者的には操作中で気にならなかった。
各種ボタン。配置準拠(表示)はSWITCHよりで、PC用としてみるとABが逆だったりする。でもほとんどマークとしてみるのでこれもあまり気にならなかった。
むしろ十字キーとくらべると全然重くないうえに、キー同士がちょっとだけ近い。
キー同時押しでおこなうアクションは間違いなくやりやすい。
LRキーはちょっと重めで、とくに2が重い印象。しっかりめの押し込み感が必要なので連打には不向き。ただ1はどちらもやや重い程度なので、指の力が強くなりがちな中指は重め、そうでもない人差し指は少し軽く作られているのは返って操作がしやすいのでは?と感じさせた。
ここまでは及第点。むしろ良い。
問題のアナログスティック。
かなり「弱信号」の幅が狭いので、ちょっと深めに倒すだけですぐに強信号で操作がはじまってしまう。
これは個人的に細かい操作を求められる場面の多い近年のアクション(主にソウル系)ではかなりのマイナス点。
ここさえもうちょっと、、、せめてSWITCH系のHORIコントローラーレベルの操作性が担保されていれば言うことがないくらいに良いコントローラーなんじゃないかと思った。
逆にそこまで細かい操作性を求められないゲームであれば十分な性能だと思う。
総括
悪くはない。