別に好きじゃない相手から好かれてしまう本当の理由
こんなにも毎日のように熱い視線を贈っているのに、どうしてあの人は私の気持ちに気づいてもらえないんだろう?
ほんの少し近づかれるだけでこんなにも委縮してしまうほど、高鳴る胸の鼓動に私は今にも張り裂けそうなのに。
……そうやって心と胸の高揚で頭をフワフワさせていたら、まったく気にしていなかった、仲が良くも悪くもないと思っていた相手から突然気持ちを告げられた。肝心の相手からはなんのアプローチも得られないままで、どうしてこんなにうまくいかないんだろう……なんてことを思ったことはないでしょうか?
少なくとも僕にはあります。
でもそれは、ある法則がその結果を導き出していることに気が付きました。
それは……
あなたが委縮していたから
だったのです。
つまり、あなたは恋に消極的すぎたのです。
これはどういう事かというと、まず大して好きでもない相手……言い方を変えれば「何とも思っていない相手」に対してあなたはどんな気の使い方をしますか?
最低限の「不快にならない」程度で、「気軽」で「気さく」な会話をしては居ませんでしたか? 場合によっては親切に楽しく自然な自分をさらけ出し、ありのままの自分を出すことに何のためらいもない瞬間すらあったのではないでしょうか。
それこそが、気にも留めていなかった相手から好意を向けられてしまう要因なのです。
自分らしさは本質的な魅力
そうそう実感する機会なんてものはないかもしれませんが、人はその本質を垣間見せた時ほど好意を抱きやすいものです。恐怖に駆られて恐れおののいてみたり、驚いてへんな言葉遣いになってしまったり、怒ったときに別人のようになってしまったりといった具合にです。
リラックスして、本当の自分を見せている相手ほど、親密性が増すのはそういったことも含まれるからなのでしょう。あなたにとって嫌われたくない相手ほど、自分のありのままの姿をぶつけるのは難しいものです。
しかし、さらけ出す勇気をもてないままでは、あなたという人間をもっと知ってもらいたいという欲求を満たせることはありませんし、あなたに持つべき好意をどこで見つければ良いのかも分からないのですから当然です。
必要なのは勇気と自信
あなたという人の魅力をどこに見つけるのかを決めるのは、実はあなたではありません。あなたをとりまく、あなたという人と友好な関係を築ける人の中には、彼ら彼女らが感じている「あなたの魅力」は、一定の共通項はあるものの、おそらくまちまちだからです。
あなたの思うあなたの良いところも、友人が思うあなたの良いところも、場合によっては欠点ですらも誰かにとっては美点になります。人間の心なんて複雑怪奇に見えますが、その実意外と単純なところもあります。それは、「自信に満ちた人に魅力を感じる」という事です。
ですから、あなたはあなたであることだけに自信を持てば良いのです。
行き過ぎた自信過剰は反感を買う場合もあるのでその限りではありませんが、ポジティブに他人と向き合えることは間違いなく好印象に映ります。合う合わないを判断するのはその先ですから、あなたはまず「自分を相手に知ってもらう勇気」を持つ必要があるのです。