【PrimeVideo】HTTPプロキシまたは仮想プライベートネットワーク(VPN)を接続してインターネットに接続されています。
見れない
お使いのデバイスは、HTTPプロキシまたは仮想プライベートネットワーク(VPN)を接続してインターネットに接続されています。プロキシプログラムまたはVPN接続を閉じるか無効にしてから、もう一度お試しください。
ある日突如としてあらわれる意図しないエラー文。
「え? は? なんで?」
といろいろ試してみるものの、表題のような症状に陥った場合の対処法です。
基本的な対処法は大体効かない
- パソコンもスマホもAmazonのFireTVもFireHDタブレットからも見れない
- 端末を再起動しても見れない
- アプリを入れ直してもダメ
唯一、対処法として効果がありうるのは、
「Wi-Fi ルーターの再起動」
これだけです。
モデム&ルーターとWi-Fiの再起動を行うことでどうして冒頭のエラーを回避できるのかというと、Amazonに接続しようとしているIPアドレスが「アノニマイザー」判定されたIPアドレスになっていたからです。
アノニマイザーってなんだ
アノニマイザーというのはいわゆる「匿名」のこと。
接続しようとしているIPアドレスが「匿名」判定されているので、
「匿名ってことはこれ、VPNとかで接続してるんじゃないか?」
という判定が下ってAmazonへの接続を拒否されてしまった、というわけです。
だれが判定してるの?
使っているIPアドレスの匿名判定をおこなっているのは、じつはAmazonではなく、まったく別の組織になります。どこが判断してどうやってその情報をグローバルに公開しているかって?
Neustar(ノイスター)
というアメリカの会社です。
DNS管理サービスという業種にあたるデータを更新&提供している会社で、SaaSというサイトの負荷試験を行ってきた経緯をもっています。ドメインの安全性や信頼性を担保する情報を提供しており、Amazonはこの情報をもとに接続IPの可否を設定しているようです。
IPアドレスを変更せよ
そんなアノニマイザー判定されたIPアドレスではいつまでたってもAmazonの動画を視聴することができないので、とっととIPアドレスを変更してしまって、アノニマイザー判定されていないIPで接続してしまうのがもっとも近道な方法です。
で、そこで出来るのが「モデム&ルーターの再起動」で運よくIPアドレスを変更できるかも?という確率に賭ける方法。
ちなみにそうすることで変更できるIPアドレスは、一般的にグローバルIPアドレスと呼ばれています。ローカルIPアドレスを変更しても意味がなく、グローバルIPアドレスを変更しないとエラーの回避にならないことがポイントになってます。
簡単にいうと、蛇口から赤色の水が出ているのに、そこからいくら分岐させて水路をつくっても水は赤いままなので、透明な水がでる蛇口を探しましょう?って話。
その一番簡単な回避方法が、モデム&ルーターの再起動になるんですね!
それ以外のIPアドレス変更方法
そもそもグローバルIPアドレスは使っているISP(インターネットサービスプロバイダー)が割り当てているものなので、ISPがモデム&ルーターの再起動によるIPアドレスの変更が行われる仕様でなく、固定IPとして提供している場合はなにもできません。
こうなってしまってはISPを別の会社に変更しなくては改善できないという問題を抱えています。
場合によっては3~4日程度で再び自動的にグローバルIPアドレスが変更されてまた見れるようになったりするのですが、そういうタイミングがちょくちょく来るような状況であれば早々に別のISPに切り替えてしまうのも一つの手といえるかもしれません。
快適な動画ライフとして魅力的なサービスが盛りだくさんのAmazonの優秀なコンテンツを絶え間なく楽しめる環境を維持するためにISPを吟味しておくのも大切なわけです。
ともあれ、はじめっからVPNとかプロキシサーバーとか使っている人はAmazonのコンテンツは楽しめません。
諦めて匿名化のキャップを外しましょう。